ママの背中から見える世界
私は小さい頃からすっごく人見知りで、母の後ろに常にいました。
保育園に通っていた時は、毎朝園の靴箱の前で大泣きしていたし、
小学校に入学してしばらくは、毎朝母について来てもらった記憶があります。
未だに、私って人見知りだな〜と思うことがよくあります。
そして、そんな私の娘も結構周りを様子を伺うタイプ(?)です。
公園の遊具に1人でも子どもがいると、その遊具では遊びません。
大きな遊具だから、離れてるところで遊べばいいのに近付かない。
昨日は遊具前のベンチに座って、みんながいなくなるのを待ってました。
途中、持参したお昼ご飯をそのベンチで食べて、ようやく人がいなくなったのを見計らって遊ぶことができました。
トータルで1時間以上待ったような(笑)
色々言っても仕方ないので、日課が崩れないタイムリミットを私の中で決めて、とことん待つようにしています。
前から周りの様子が気になるタイプっぽいな〜とは思っていましたが、成長するにつれて顕著になってきました。
赤ちゃんの時から、テレビはじーーーっと見て全然踊ったり歌ったりとかなく、
2歳の時に、支援センターで先生が大きなマットを1人で畳んでいるいるところを見て、サササーっと手伝いに行っていました。
これにはめちゃくちゃ驚きましたが、母として誇らしい気持ちと「周り見過ぎ‥」とちょっと心配にもなりました。
今は育児サークルに週1で行ってますが、例えば絵具を使ってお絵描きするとして、まず周りの子が何するのか観察してから書き始めます。
書き始めても周りの子を見てるので、なかなか進まない。
みんなが終わるとようやくのびのび書き始める。
ここまでが長い‥!
周りに娘と同じくらい子がいるとつい比べちゃうこともあります。
でもそんな時は、中学生になれば誰にでも挨拶できるようになるし、
大学生になれば幅広い年齢の人と雑談もできるようになるし、
社会人経験2〜3年くらい積めば、かなり図々しくなるから大丈夫大丈夫‥
と、自分の経験を元に、自分に言い聞かせています(笑)
気をつけているのは、自分の子を謙遜しないようにすることです。
私自身、母に「この子は人見知りだから」とか「挨拶しなさい」とか言われるのが本当に嫌で嫌でたまらなかったです。
分かってるけどできないことを言われるのは本当に悲しいし、
自分のダメなところを母が他人に言うところを見ると「私ってやっぱりダメなんだ」って再認識しちゃうんですよね。
娘にはそういう思いをして欲しくないので、ゆっくり見守っていきたいと思っています。
今なら母の言いたくなる気持ちも分かります。
でもそれって、
「私はちゃんとしつけしてますよ」
「この子は本当は明るくて元気な子なんですよ」
っていう周りの目を気にした"アピール"なんですよね。
挨拶やマナーは母である自分がすれば、子はそれを見て学んでいくのかな、と思います。
ママの背中から見える世界は、あなたにとって優しいものばかりだよ、安心していいよってじわじわ分かってくれたらいいなと思います。